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Sosei Heptaresのコンピュータ支援創薬(CADD)の進歩について学会で発表
By Sosei Heptares Computational Chemistry Team | Oct 2, 2022
当社グループ計算化学チームのBrian Bender、Pierre Matricon、Chris de Graafが、GPCR の構造ベース創薬(SBDD)における当社のコンピュータ支援創薬(CADD)の進歩について最近開催されたGPCR会議と計算化学会議で発表しました。
Brian Benderは4GPCRnet International Symposium 2022で「In Silico Hit Discovery for GPCRs Across Scale and Sector」と題する講演を行いました。このシンポジウムは、GPCR研究に焦点を当てた欧州最大の4つのネットワークであるERNEST、Adher'n Rise、SDF1423、FOR2372によって開催されたもので、Brianは、リガンドスクリーニングのための大規模結合など、ヒット同定のためのコンピューターによる高度な計算手法について、当社と前職のカリフォルニア大学サンフランシスコ校での研究をもとに発表を行いました。
Pierre Matriconは、第23回EuroQSAR会議において、「Opportunities and Challenges in GPCR SBDD: Finding the Sweet Spots」と題した講演を行い、当社と前職のウプサラ大学での研究をもとに、Sosei HeptaresのGPCR 構造ベース創薬(SBDD)におけるコンピュータ支援創薬(CADD)の開発とアプリケーションの成功例について発表しました。また、Sosei Heptaresとケンブリッジ大学(AI de novo分子生成)、ペルージャ大学Molecular Discovery(GPCR結合部位の解析とGPCR SBDDにおけるウォーターネットワークの重要性)、ファルマセラ(3D Ligand-Based Virtual Screening)の間で進行中のCADDにおける共同研究の事例も紹介しました。 プレゼンテーションはこちら。
Chris de Graafは、22022 Computational Chemistry Gordon Research Conference (GRC)で「Structure-Based Drug Design Across the Diverse Orthosteric to Allosteric GPCRome」と題して、GPCR CADDおよびSBDDのための新しいSosei Heptares計算化学およびケムインフォマティクス/AI機能について発表しました。化学的に異なるオルソステリックおよびアロステリックGPCR結合部位をターゲットとするSBDDプログラムを導くための物理ベースの自由エネルギー摂動(FEP)アプリケーションについて説明し、さらに、GPCRのヒット化合物を同定するための新しいアプローチとして、当社独自のケモジェノミクスに基づくライブラリスクリーニング戦略や、生成的な人工知能(AI)駆動型分子設計のための新しい強化学習アルゴリズムの開発について発表しました。